Zooey's murmur

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2005-07-04 (Mon)

[]永遠の仔 天童荒太 全5巻

幼児、児童虐待に関する本って、最近多いですよね。『 “It(それ)”と呼ばれた子』は、コミック化までされてる。なんか変なブームですね。みんな何が知りたいんでしょうか?
私は、家内にも薦められ、詳しい内容も知らず、ミステリーのつもりで読み始めました。(2000年このミステリーがすごいで第1位)期待していたんだけど、最後まで物語に入り込むことが出来なかった。ちょっと綺麗に書きすぎているところが、荒んだ私のハートには届かなかったようです。この本を読んで、ハッキリ自分の好みが分かった点はよかったです。
でも作者の最後のあとがきには、感じるところがありました。以下引用です。

<何もできません、でも、その苦しみや痛みは、わたしの心にも届いています。>
深い傷を負っている人に対し、同じ時代を生きている者として答えられる、それが精一杯かもしれないと受け止めること‥‥人を救うなんて簡単にはできないと理解しながら、なお苦しんでいる人、悲しんでいる人の、苦痛やつらさに想いを重ねて生きてゆくこと‥‥。そこに、<希望>と名づけられるような、人間の善なるきらめきは、存在するのではないかと信じています。

その通りだと、思います。

永遠の仔〈1〉再会 (幻冬舎文庫) 永遠の仔〈2〉秘密 (幻冬舎文庫) 永遠の仔〈3〉告白 (幻冬舎文庫) 永遠の仔〈4〉抱擁 (幻冬舎文庫) 永遠の仔〈5〉言葉 (幻冬舎文庫)

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